屋根塗装はいつやるべきか　塗り替え目安や最適な時期

屋根材の種類にもよりますが、屋根の劣化症状として、主に色褪せ、錆、塗膜の剥がれ、カビやコケの発生、チョーキングなどがあげられます。
色褪せは塗膜が劣化し始めた証拠です。塗装してから年数が経つと、表面の艶が無くなり変色してきます。一度も塗り替えをしていない屋根でも、紫外線などの影響を受けて焼き付けされていた色が落ちてきます。
錆は屋根材が腐食している状態です。放っておくと穴が開いてしまい雨漏りを引き起こします。
塗膜の剝がれは塗装してから年数が経ち、塗膜の劣化により密着が弱まり剥がれてきます。また、洗浄や下地処理の不足、塗料の過度な希釈など、適切な施工がされなかった場合に施工不良としても起こりえます。
カビやコケの発生は塗膜が劣化し、防水性が低下すると、雨水や湿気により現れます。
チョーキングは経年劣化により、塗料の成分が分解され、粉状になって表面に現れる現象です。
以上のような症状が屋根に現れた場合は、早めの塗り替えが必要になります。

屋根塗装をする目安として第一に、①でご説明したような劣化症状が確認できたタイミングで塗り替えをおすすめします。
また、屋根材の種類によって違いはありますが、おおよそのタイミングとして一回目の塗り替えは10～15年、2回目以降であれば前回の塗り替えから５～10年くらいを目途に塗装することをおすすめします。(主にトタン屋根やガルバリウム鋼板などの金属系のもの)
ですが、使用塗料や施工内容、地域の自然環境などにより、塗り替え時期の目安は異なります。
雨や雪の多い地域などは、他の地域に比べ屋根への負担が大きいため、こまめなメンテナンスが必要になります。
グレードのより高い、耐用年数が見込める塗料を使用し、最適な塗り回数と施工内容で塗装することで塗り替え時期をより長く保つことができますが、それだけ費用も多くなってしまいます。塗料選びと施工内容に関しましては屋根の状態を把握したうえで、お客様のご要望に寄り添い、ご予算に合わせた最適なご提案ができればと思っております。

屋根塗装は基本的に、冬(12月～3月上旬)の気温が5℃以下、積雪がある時期は避けなければいけません。
日中の気温が15℃～30℃の時期が望ましく、春～秋(3月下旬～11月上旬)が屋根塗装が可能な時期になります。
春や秋の施工では、朝晩の冷え込みがあるうちは露の発生があるため、水分を飛ばす作業が増えます。また、仕上げの塗装の際には塗装可能な時間が短いというデメリットもあります。
夏場の施工では、直射日光により屋根の表面温度が50℃を超えるような箇所は仕上がりに影響が出る可能性があります。
このようなデメリットも考慮しながら施工する必要があります。

今回は屋根塗装の目安や時期についてご説明させていただきました。
屋根塗装をいつやるべきか迷っている方に向けて少しでも参考になればとおもっております。
ブログを読んでみて、そろそろ屋根のメンテナンスが必要だなとお考えの方いらっしゃいましたら、是非一度、お気軽にお問い合わせください！